課金とHeaven’s Door
https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00138/101300161/?n_cid=nbpitp_fbed
Microsoft Officeについて。
日本のみ独自で買い切り型の販売方式を残していて、全世界的には月額課金のサブスクリプション型が主流になってきているという話。
併せて、携帯電話では当たり前の分割払い方式が、PCでも一般的になりつつある。
ところで、英語でいうところのsubscriptionってなんだ?
と思って辞書を引いたところ、寄付金、予約販売、購読といった意味。
この場合は上でも書いた通り月額課金による販売形式を指すことで間違いないようだ。
寄付と課金が同じ言葉ってのにはちょっと驚かされた。
思い出してみると、Macなんかだいぶ昔からオフィシャルサイトでの分割販売をやっている。
これを、英語の意味と併せて考えるとなかなか興味深い。
ユーザーはサブスクリプション「月額課金」でMacを購入する。
そして。
信者はサブスクリプション「お布施」を納めてメーカーを支える。
おお。なんかぴったりである。
分割払いについてウィキペディアを引いてみたところ、成り立ち自体は1807年のアメリカの家具屋さんが最初らしい。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/割賦販売
案外最近なんだなー、という印象。
日本では江戸時代から。
使われ方自体は今とさして変わらず、庶民には手が出ない高額な商品を手に入れるために使われている。
一方お布施、寄付金について。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/寄付
これは宗教的背景が強く、成り立ちもかなり古く、また各国で態様も違っている。
お布施という言葉は仏教用語なのね。
で、関連を調べてたら以下の画像のようなモノを見つけて吹いてしまった。
これ、分割払いオーケーらしい。
よもや、スーパーマーケットにお葬式出してもらう日が来ようとは思わなかったよ。
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そのうち UBER-Heaven’s Doorとかいうサービスまで始まりそうだ。
サブスクリプション方式って資本主義の象徴みたいだなと思っていたら、サタンのインフラは、もうすでにゆりかごから墓場までがっちりサポート体制を構築済みということでした。